―なぜ私はいつも同じ夢を見るのか?そして見なくなった理由―夢は、心の奥にしまってある感情や記憶が映し出される「無意識のスクリーン」と言われています。
この記事では、私が何度も繰り返し見てきた「逃げる夢」と、それが見られなくなったきっかけについて、ユング心理学と夢分析の視点を交えて書いてみました。
もし、あなたにも同じような夢があるなら、きっと何かのヒントになるかもしれません。
私は何度も“この逃げ方”を夢の中で覚えている

私は昔から、学校の中で何かから逃げている夢を定期的に見てきました。
その舞台はいつも決まって「学校」、そして「階段を駆け下りるシーン」です。
この階段での逃走にも、実は**“コツ”があります。**
私は夢の中でそれを何度も繰り返して、身体で覚えているんです。
たとえば、こうやって逃げる:
走って降りると遅いから
手すりをぐっと掴んで、遠心力を使って“階段の途中”に飛び降りる
ショートカットして、下の階へ先回りする
…これ、実際の夢の中で毎回やっている行動です。
しかもそのとき、ちゃんと考えてるんです。
「今回もこの逃げ方でいこう」って。
これって明晰夢?半明晰夢?
この感覚に気づいたとき、ふと「これは明晰夢の一歩手前なのかも」と思いました。
• 明晰夢(めいせきむ):夢の中で「これは夢だ」と自覚しながら行動できる夢。
・半明晰夢:完全には気づいていないけど「同じ夢だ」「知ってる展開だ」とわかる夢。
私の逃げる夢は、夢だと完全にわかっているわけじゃないけど、
「これは前にもあった」「この逃げ方知ってる」という“意識の片鱗”があります。
つまり、半明晰夢といえる状態にとても近かったのだと思います。
目覚めたあとに残る感情

夢の中ではとにかく必死で逃げているけれど、目覚めると…
• 実際に涙を流していることが多くて
• 「こんな夢を何度も見るなんて、もう消えてしまいたい…」とまで思っていたこともありました
ここでいう“消えたい”というのは、「死にたい」というより、**“初めから存在していなかったことにしたい”**というような感覚。
でも私は、今それを「悲しさ」としてではなく、夢が伝えてくれているメッセージとして見つめ直したいと思ったんです。
🔍 ユング的な夢の捉え方
ユング心理学では、夢は「無意識からのメッセージ」と考えられます。
特に繰り返す夢は、「まだ終わっていない内面の物語」がテーマになっていることが多いのです。
この夢で出てくる要素──
学校
階段
追いかけられて逃げる
それらは、学生時代に受けた心の傷や、無力さ、不安を象徴していたのかもしれません。
繰り返されることで、「その感情とまだ向き合っていないよ」と無意識が知らせてくれていたのだと思います。
💡 でも、今はもう見なくなった
そんな夢も、ここ2年ほど一度も見ていません。
気づけば、ふっと終わっていたんです。
では、何が変わったのか?
きっかけになった“ある出会い”
私の人生が変わるきっかけの一つに、あるYouTubeチャンネルとの出会いがありました。
◦ 「自分の軸で考えること」
◦ 「自分の時間をどう使うか」
を深く意識するようになり、私の中で大きな“価値観の転換”が起きました。
その結果、気づいたらあの夢を見なくなっていたんです。
この「夢を見なくなった」タイミングと、YouTubeチャンネル(両学長のリベラルアーツ大学)に出会ったタイミングが、まるで偶然のように重なっていました。
一見まったく関係のない出来事同士なのに、私のなかではなぜか「深く意味がある」と感じられたんです。
心理学では、こうした“直接の因果はないのに、人生の大事な場面で強くつながったように感じる現象”を『シンクロニシティ(共時性)』と呼びます。
この体験も、私にとっては「人生に必要な気づきが偶然のようにやってきて、新しい自分へ進む後押しになった」シンクロニシティの瞬間だったのかもしれません。
🌿 おわりに
夢に出てくる「繰り返しの場面」は、あなたの心がずっと訴えかけている“何か”かもしれません。
でも、考え方や価値観が変わると、夢の物語もまた静かに終わっていくことがあります。
今は、あの逃げる夢すらも「過去と向き合う勇気をくれた存在」だったのかもしれないと、
そんなふうに感じています。
あなたはどんな夢をみますか?
明晰夢、半明晰夢は見てことはありますか?繰り返す夢はありますか?👀よろしければコメント下さい🐾
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