異端と私。 異端と私。第二章/メアリー1世と語りの魔女 今、私の中で彼女の厳しさを音にした荘厳な旋律が流れ始める。『Mary Queen’s Music』―ヘンリー・パーセル「ブラッディ・メアリー」。歴史のページをめくると、そこに記されているのは血の女王。冷たい語りが、私の胸を押しつぶす。でもそ... 異端と私。