「自分って本当にダメだな…」「みんなは普通にできているのに」
そんな自己嫌悪に押しつぶされそうだった銀行員時代の私が、ユング心理学の「タイプ論」と出会い、自分の苦手や失敗を「個性」として受け止められるようになった体験をお話します。
ユング心理学のタイプ論とは?
ユング心理学のタイプ論は、人の性格や認知の傾向を4つの軸を使って分類し、向き不向きの理由を教えてくれる心理学の理論です☺️✨️
私のタイプは「NI型(内向型・直感型)」で、こんな特徴があります。
- 今より未来や全体像に意識が向きやすい
- 細かい手順やルールを重視する作業は苦手になりやすい
- ルーティン業務が負担に感じやすい
このタイプを知ったとき、「自分は単に能力不足ではなく、脳のクセがこうなんだ」と納得でき、気持ちが楽になったことを覚えています。
新人時代、ミスの嵐と自己否定
銀行に入ったばかりの頃、重要印刷物のミスが、たった2週間で10枚も出てしまいました。
先輩からは「こんなできない新人は初めて」と言われ、自分でも「ダメな人間だ」と思い、自己嫌悪に苦しみました。
どんなに何度も確認しても、また同じミスを繰り返してしまう日々。
「どうすれば普通にできるのか」と悩み続けていました😢
タイプ論を知ってからの変化
タイプ論に出会い、こう考えられるようになりました。
- 苦手なのは「怠け」や「能力不足」ではなく、性格や認知の傾向
- 苦手なことに自分を責めるより、得意なことを活かせる場所を探したほうがよい
- 自分の個性として捉え、ゆっくり向き合う大切さ
また、「発達障害かも」という悩みもありましたが、まずは自分のタイプを知ることが精神的な支えとなりました。
たとえ障害であったとしても、その障害はなにかの特性が強いからなのかもしれません。その不得意に隠れている、得意を伸ばしていくことで苦しさが、少し楽になるかもしれません。
あなたへのメッセージ
もし今、「できない自分」に苦しんでいるなら――
- それはあなたの価値を決めるものではありません
- 苦手や欠点は単なる一側面
- 向き不向きは誰にでもあります
- 自分の強みが活きる場所で輝けます
タイプ論は、そんな自分を受け入れられるヒントをくれるツールです。
私もセッションを通じて「あなたは大丈夫」と伝えています。
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